滋賀一周ラウンドトレイル

昨年の秋頃から気になっていた「滋賀一周ラウンドトレイル」通称「滋賀一」。

2019年4月28日(日)から5月5日(日)にわたる8日間のステージレースで、その名の通り滋賀県をぐるっと一周する大会。

こんなクレイジーな大会を観に行かないわけにはいかない!!と、即協賛の申し入れをさせて頂き、実行委員の方々に会いに行きました。

TJAR(Trans Japan Alps Race)など超ロングレンジの大会でこそその真価を発揮するインナーファクトの靴下としては、滋賀一に参加される選手にぜひ履いてもらいたい!!

ということで、参加者全員に靴下を協賛させて頂く事に。

この時はまだ壮絶なGWを過ごす事になるとは考えてもいませんでした・・・。

滋賀一周ラウンドトレイルプレ大会開催概要

今年はプレ大会として(正確にはプレプレ大会なので来年がプレ大会との事)有志を募り、そもそも完走できるのか?や、運営上やコース設定などの問題点の洗い出しを行う意味合いの大会。

大会概要は以下。

滋賀一周ラウンドトレイル(SHIGA1)2019年プレ大会概要

■開催日

2019年4月28日(日)から5月5日(日)

■コース

滋賀県大津港をスタートゴールとした8日間のステージレース
総走行距離 435.8km 累積標高 31,480m

■カテゴリ

・個人の部

・チームの部(2〜4人)

■募集定員

30名前後

■参加資格

・18歳以上の健康な男女

・自然に対する配慮とマナーを守って大会に参加できる方 

・大会のルールに従って頂ける方

・全コースを迷うことなく走りきることが出来る方 

・レース中の様々なトラブル(体調不良・ケガ・天候の悪化 etc)に自ら対処できる方

・自身で地図読みができる方、もしくはGPXファイルとスマートフォンの地図アプリを使って山を走れる方

■参加費

1エントリー 80,000円(チーム戦の場合もチーム全体でこの金額です)

各ステージゴール後の宿泊施設は大会側でも用意しますが宿泊地は自由です。

大会が用意した宿泊施設をご希望の場合は別途宿泊費用(1名につき1泊3,000円)をいただきます。

ここで大事なのが、公式HPの大会概要欄にも明記されているこの一文。

ほぼ全ステージに渡って明確な登山道がない箇所があり、地図やGPSを見ながら進まなければならない区間があります。

ステージによってはそのような区間が10kmを超える長さになります。

と、あります。

トレイルランの大会のように丁寧なマーキングなどはなく、登山道ではなく運営側で「開拓」した区間が多いので、こういった道を楽しめる人でないと完走出来ないですね。

走力、山力が大前提となる大会なのでアドベンチャーレーサーやオリエンテーリングの選手が強さを発揮出来る大会です。

ステージ制のスタート、ゴール、宿泊地について

約440kmを8日間かけて行うこの大会は、スタートゴール=宿泊地ではありません。

理由としては、宿泊地をスタートゴールに設定すると「ロード区間」が多くなり、醍醐味であるトレイル率と未舗装路率が下がってしまうからだと考えられます。

ですので、各ステージのゴール地点に定められた場所まで運営チームが車で迎えに行き、宿泊地まで選手を搬送します。

そして、翌日運営チームが選手を前日のゴール地点に搬送し選手はそこからスタートするという流れになります。

図で表すとこんな感じ。

全ステージ走破するとまさに滋賀県を一周するトレイルを結ぶことが出来ます!

チーム戦の考え方

個人参加の選手は単純に全ステージ一人で走る事になります。

それに対してチーム登録で参加する場合は、2〜4人で1チームの編成になります。

仮に4人チームの場合を例に出すと、ステージ1を1人目が走り、ステージ2を2人目と書くステージに1人ずつ選手を送り込むことも出来ます。

もしくは、ステージ1はせっかくだから4人全員で走り、ステージ2からは1人づつ、そして最後のステージをまた4人全員で、という走り方も出来ます。

NGなのは、1ステージの区間内で選手がリレー形式で入れ替わるのは認められていません。

あくまでもそのステージに出た選手は完走するかDNFするかのいずれかとなります。

1つのステージに複数人で参加した場合、1人でも完走すれば他の選手がDNFとなってもチームとしてはそのステージは完走扱いになります。

図にするとこんな感じ。

コース

コースは、滋賀県の周りをぐるっと一周する全長436.9km 累積標高31,473m。

今大会の目的は大会コースとしてだけでなく、登山者やトレイルランナーが楽しめるように継続的にルートの整備を行うところにもあります!

下記リンクにgpxファイルも公開されています。

https://ibuki.run/c/8960902124485486835/

ステージ毎のコース詳細は下記リンク参照ください。

https://shiga1.jp/course.html

大会の様子

せっかく選手に靴下をプレゼントするので、選手たちがどんな環境下で戦っているのかを全日程8日間帯同してきました。

初日大津港スタート前のブリーフィング

勇者達のスタート!!

首藤の役目はキャンピングカーの稼働力を生かして、選手の荷物や運営の荷物を宿泊地点への搬送、選手をスタートゴールに搬送、当日エイドステーションの設営、選手ゴール後の食事補助。

エイド設営の一コマ

エイド設営は慣れてるのでさくさくっと終わらせ選手が来るまでハンモックタイム。

エイド後の食事準備が何気に拘束時間も長くかなりの重労働となる事に・・・。

ちゃんと働いてます。

左の女性は全日程ほぼ睡眠時間ない中、選手の食事の準備を。

素晴らしすぎます。

脱帽です。

首藤は月末の締め作業や、月初の作業などが重なり途中からお手伝いできないシーンが増え申し訳ない・・・。

エイドには軽食と飲み物を準備。

選手の個人サポートの方々も。

ここだけ見るとただのキャンプ(笑)

選手が持参したものや、選手の好みに合わせてエイドステーションで選手の到着時間前に準備。

さすがこのような大会に参加している選手サポートの人達も熟練しており、選手から言われる前に使用したジェルをザックから取り出し新しいものに交換。

選手のストレスにならないように迅速に動いており、サポーターの姿もかっこよかった。

エイドに着く度にしっかり足のケアを欠かさない選手も。

毎回シューズと靴下を脱いでこの作業は面倒だけど、このケアの仕方で足へのトラブルが大きく軽減できるから大事な作業です。

クリームを塗り込み、シューズと靴下を乾燥させ、これからの戦いに備える。

クリームはガーニーグーとProtect J1がやはり多かった。

2ステージ目、3ステージ目とかなりの雨量で夜中まで選手達の体力気力を奪う事に。

こんな過酷な環境になると女性の強さが目につきます。

僕もそうですが男性はきつくなってくるとやめ時を考え出しますが、女性はやり切るための思考回路が確立されている気がする。

足が痛いなどの苦痛は漏らすものの、やめようかなという言葉は出てこない。

・・・女性は強いなぁ。

打って変わって中盤の4ステージ目以降は猛暑。

カラカラに乾いた大地、稜線に出ると突風と吹き続ける強風。

途中まで汗だくになるものの稜線ではかなりの風で体温が奪われる。

疲労で集中力が低下する中、突風で体がよろけるシーンも。

選手達は渇きと暑さ、集中力との戦いに。

熱中症でエイドで倒れこみ起き上がれなくなる選手も。

日が沈むと気温も下がってきたので毛布をかけるもこのステージはリタイア。

キャンピングカーの中で休息を取ってもらい二時間後には体力も回復。

一安心。

激しい藪漕ぎでウェアも破れる選手も多発。

ウィンドシェルが破けている選手もいたり、激しいトレイルでシューズも崩壊する選手も。

ガムテープで応急処置する姿勢が荒々しくかっこいい。

でもこれだとグリップがかなり低下するだろうから余計足への負担が大きくなる。

あらゆる環境が過酷に選手達を蝕んでいく。

藪漕ぎで足もズタズタに。

捻挫したままゴールに向かい足首はパンパン。

ひたすら一歩一歩歩を進めて行く選手達。

エイドスタッフも選手のケアに全力を注ぐ。

ただひたすらゴールを目指す。

・・・そして最終日。

炎天下に仲間が集い。

ゴールはもうすぐ。

辿り着いたゴール

4/28大津港からスタートして8日間。

総走行距離 435.8km 累積標高 31,480m。

選手達がまたこの場所に戻ってきた。

何度見てもゴールシーン泣きそうになります(泣)

選手達の弾ける笑顔がたまらんです!

雨による寒さ、炎天下での渇き、熱中症。

疲労や怪我。

メンタルの削られて行く中、全ステージ走り終えた選手達。

悔しくも全ステージ攻略が叶わなかった選手達。

色々な想いを胸に、滋賀一周ラウンドトレイルプレプレ大会はこれにて閉幕。

表彰式、アフターパーティー

ソロ部門8人。

2人チーム4組。

3人チーム1組。

4人チーム4組。

合計35人が参加した滋賀一周ラウンドトレイルプレプレ大会。

大会最終日の翌日は表彰式とアフターパーティーが行われました。

ソロ部門唯一の全ステージ完走者「福島大輝」選手。

日に日に完走者が減る中、唯一1ステージずつクリアして行く福島選手。

8ステージを116時間52分というタイムで完全攻略しました!!

ゴール翌日の足はパンパンでゾウさんのような事に・・・。

次にチームの部。

9チーム中4チームが全ステージ攻略し、トップは2人チームの「山本山」は85時間29分。

2位は4人チームの「シガイチシガウマラ」は97時間30分。

3位は2人チームの「チームじろけい」103時間7分。

4位も2人チームの「10分くらい」は113時間30分

35名が挑んだ滋賀一周ラウンドトレイル。

全ステージ攻略にこぎつけた選手、チームは11人。

三分の一にも満たない過酷さでした。

2021年本戦チームインナーファクトを組織予定

今年はプレプレ大会、来年はプレ大会。

ということは、2021年が第一回大会となるはず。

第一回大会には「チームインナーファクト」を組織して全ステージ攻略、初代優勝を狙いたいともくろんでます!

出たい!!!という人はご連絡ください♪

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